InDesignで小説同人誌(文庫)を簡単に作る~第二回
InDesignで小説同人誌(文庫)を簡単に作る~第二回
今回の作業→奥付を作って、ノンブルを入れます。
■奥付を作ります
簡単そうなところからやってるので次は奥付を作ります。
【ページを増やします】
右上のパネルの『ページ』を押すとページパネルが開きます。
これの下の、正方形の付箋みたいなマークを押すとどんどん新しいページができます。
選択してゴミ箱選ぶと削除もできるよ。
これで適当に四頁くらいまでつくっておきます。
【文字ツールで適当に入力します】
全部入れたらフォントのサイズをいじったり、黒い矢印で位置を調整したりしてください。
【罫線を引く】
線の引き方です。
四角い枠をつけるときと同じです。シフトキーを押しながら引けば直線になります。黒矢印で移動できます。
【均等割付っぽくする】
せっかくなので練習でやってみます。
インデントしたいところにタブキーで空白を入れておきます。
『書式』→『制御文字の表示』でタブ記号を見えるようにします。
ちゃんと入ってますね。
『書式』→『タブ』を開きます。
このようにするのですが、下向きのU字磁石のマークをクリックすると
このようにテキストの上に来るのでよりわかりやすくなります。
文字を均等割付にします。
出てないときは『T』がちゃんと選ばれているか、左上の【字/段】がちゃんと段になっているか確認してください。
【ページの中央に持ってくる】
『ページに揃える』だと右か左によってしまいます。なぜならノドを広くとっているから。
見た目のページの中心に持って来るにはレイアウトグリッド(緑のマス目)の中心に来るように指定するといいです。
整列パネルの『なんたらかんたらに揃える』を『マージンに揃える』にして、中心に持ってきたいオブジェクトを選択して、
団子二兄弟みたいなやつをクリックします。
中央に来てくれました。
【奥付完成!】
よく見る形のやつです。
●ノンブルを入れます
まず『書式』→『制御文字を隠す』でもとの表示に戻っておきましょう。
【マスターページをいじる】
この本全体に反映させる設定は、なのでマスターページというものを使います。
ページパネルの『A-マスター』というところをダブルクリックします。
するとまっさらなページが見開きで出てきます。
これがマスターページです。ここをいじると、全てのページにいじったとこが反映されます。
例えば、上の方にうさぎの絵を貼り付けたら、扉にも奥付にもうさぎが登場します。
なので、マスターページにページ番号を挿入すれば全ページに反映されるわけです。
さっそくやっていきます。
【ページ番号を入れます】
ノンブルの場所はどこでもいいですが、今回は推理小説っぽくしたいので上に入れてみます。
普通に先程までと同じように文字ツールをドラッグしてテキストボックスを作ります。
『右クリック』→『特殊文字の挿入』→『マーカー』→『現在のページ番号』
Aが入りましたね!これAではなくちゃんとページ番号になってます。
フォントを変更します。これはマスターページのAをドラッグして選択すれば普通の文字と同じように変更できます
※注意!欧米フォントも印刷所によって使えるものが決まっています。今回の印刷所さんだと
Ariel,Century,TimesNewRomanの3つです。わからなかったらTimesNewRomanにしましょう。
ためしに、ページパネルから扉のページや奥付のページを見てみましょう。
ページパネルのページをダブルクリックで開けます。
ちゃんと反映されていると思います。
ただ、まだ左側のページにしかAを入れていないので奇数ページしか反映されていません。マスターページに戻って、右側のページにも同じようにページ番号を入力してください。さっきのページ番号を黒矢印で選択→Altキーを押しながらドラッグでも
コピーできます。
【始まりページの変更】
ページパネルから、最初のページを右クリック→『ページ番号とセクションの指定』
出てきた設定ボックスの始まるページを好きな数字に変える。たいていは3。
これで3P始まりになります。
これでノンブルが全ページに入りました。ページパネルではまだ全四頁に見えますが、二ページ目さんページ目などにWordから小説をドゥルルルっと流し込むと一気に自動で二百うんページとかになってくれます。
目次や登場人物紹介を作って、本文を流し込めば完成です。
次回に続く。